最近では行政や企業がゆるキャラといったイメージマスコットを採用することが増えてきています。
そのほうが見た人に印象を残しやすいですしどんな取り組みをしているのか覚えてもらいやすいですもんね。
そんなイメージマスコットですが場合によっては他のパクリと思われるデザインも多々あります^^;
過去に山口県宇部市の市環境イメージキャラクターだったエコハちゃんは特にピカチュウとの類似性が高く、当時は大きな問題になったほどです。
このエコハちゃんとはいったいどんな見た目だったのでしょうか。気になったので調べてみました!
エコハちゃんはピカチュウに似すぎ?
エコハちゃんは宇部資源リサイクル協同組合が森の妖精というコンセプトの下、2010年にデザインされました。
きぐるみとなる前のデザイン画像が上記のものです。
これを見た限りではあんまりピカチュウっぽくは見えないですよね^^;
強いて言うなら葉っぱの耳の形が似ているくらいです。
このイラストの段階では「ピカチュウに似ている」というような声は特になく、問題もありませんでした。
しかしこの後にきぐるみ化すると事態は一変しました。実際に画像を見れば問題になるのも頷けると思います。
そんなきぐるみになったエコハちゃんの画像がこちらです!
これはもう色違いのピカチュウにしか見えないですよね^^;
顔の輪郭もそっくりですしピンクのほっぺもピカチュウらしさを際立たせているように見えます。
エコハちゃんは宇部市のイベントに参加していたようですが見た目がピカチュウに似すぎていることからネットでも大きな話題となりました。
まあそりゃなりますよね笑
誰が見てもピカチュウのパクリにしか見えないですもん。
そしてこの騒動を受け、任天堂の子会社であり、ポケモン
の著作権を管理する株式会社ポケモンが腰をあげました。
とても似ていますしネットでも話題となると動かざるを得ないでしょうね。
気になる宇部市と株式会社ポケモンが競技した結果ですが、きぐるみの使用はNGとなりました。一方でイラストに関しては今後の使用を認めました。
きぐるみとイラストだとかなり違うように見えますからね。イラストは問題ないと判断してくれたのでしょう。
ポケモン(任天堂)と揉めたその後のエコハちゃんはどうなった?
任天堂の子会社である株式会社ポケモンと話し合った末にきぐるみは使えなくなりましたが、その後のエコハちゃんの活動はどうなったのでしょうか。
調べてみましたがこの騒動後のエコハちゃんの活動は何一つとして見つけることができませんでした(-_-;)
恐らくこの1件で活動自粛を決意したのでしょうね。新しくきぐるみを作っても「ピカチュウのパクリ」という印象を覆すのは難しいはずです。
それならいっそ別の全く新しいイメージマスコットを作ったほうがいいですもんね。宇部市もきっとそいういう判断をしたのだと思います。
エコハちゃんの作者は誰?
ピカチュウのパクリとして認識されてしまったエコハちゃんですが作者は誰なのでしょうか。
調べてみるとエコハちゃんを作成したのは翁林武雄(おうりん・たけお)さんという方のようです。
「恥ずかしながら、ピカチュウのことはまったく知らなかったんです」。
宇部市の山あいにある事務所で、宇部資源リサイクル協同組合の翁林武雄(おうりん・たけお)理事長(70)は、戸惑った様子で頭をかいた。
彼は「エコハちゃん」を発案、着ぐるみを市役所に寄贈した人物。お蔵入りの憂き目にあったことを今も残念がっている。(出典:http://kanisokuhou.blogspot.com)
ピカチュウのことを知らないならきぐるみがあんな見た目になってしまうのは仕方のないのようにも思えますね(-_-;)
とはいっても周りに1人くらいはピカチュウに似ていると感じた人もいるでしょうし、勇気を持って翁林さんに指摘してほしかったです。
そうすれば今でもエコハちゃんは元気に活動していたかもしれませんからね…。
まとめ
ここまでエコハちゃんについて調べてみました。
・エコハちゃんは山口県宇部市の市環境イメージキャラクターだった
・きぐるみがピカチュウに似ていると問題になり株式会社ポケモンと協議した
・その結果、きぐるみの使用はNGになる
・作者は翁林武雄さんでピカチュウの存在は知らなかった
ということが分かりましたね。
無知とは恐ろしいと気付かせてくれる1件でしたね(-_-;)
ピカチュウそっくりのエコハちゃんを見ることはないでしょうがまた別の形で見たいものです。
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https://tedxlagunasetubal.org/archives/911